一般的な金属探知機は磁性体と非磁性体を区別できませんが、磁性体探知機(FMDS)は強磁性体を選択的に検出できます。ACRのMRI安全マニュアルでは、磁性体探知機をMRI安全スクリーニングの補助として使用することが推奨されています。特に、意思疎通が困難な患者や、問診・目視だけでは確認できない金属の検出に有用です。一方、日本磁気共鳴医学会・日本医学放射線学会の「臨床MRI安全運用のための指針」では、問診票、医療機器情報カード、金属探知機などを用いて体内外の金属や植込み型医療機器を事前に把握し、適切に管理することが求められています。磁性体探知機は有用ですが、高価であること。またすべての金属や体内留置物を検出できるわけではありません。そのため、それぞれの機器の特性と限界を理解し、問診や目視確認と組み合わせて使用することが重要です。