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透析患者は造影MRI検査は禁忌ではなかったのですね? 検査室スタッフは具体的には何に注意すればよいですか?

(第5回MRI安全セミナーでの質問)

患者管理

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ガドリニウム造影剤の副作用には、投与直後に生じる急性副作用と、投与後に遅れて発症する腎性全身性線維症(NSF)などがあります。急性副作用としては、悪心、嘔吐、蕁麻疹、まれにアナフィラキシーなどがあり、腎機能に関わらず全ての患者で注意が必要です。透析患者であること自体が、これらの急性副作用のリスクを高めるとは確立されていません。一方、NSFは、時には数年後に発症する疾患であり、重度の腎機能障害患者や透析患者では特に注意が必要です。2024年の日本医学放射線学会・日本腎臓学会合同ガイドラインでは、eGFR 30 mL/min/1.73m²未満の慢性腎不全、長期透析患者および急性腎不全患者について、可能な限りガドリニウム造影剤の使用を避け、代替検査を検討することが推奨されています。また、同ガイドラインが引用する欧州の指針では、eGFR 15 mL/min/1.73m²未満や透析患者をNSFのリスクがある群として位置づけています。ただし、現在国内で販売されているガドリニウム造影剤によるNSFの発生は極めてまれとされています。代替検査が困難で造影MRIが不可欠な場合には、NSFのリスクと検査の必要性を十分に検討し、適正用量を守り、反復投与の間隔を可能な限り空けるなど、慎重に対応することが重要です

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