内視鏡止血用クリップについて、以前は体腔内の組織に損傷を与えるおそれがあるので施行しないこと。MRIを施行する場合は、クリップが自然脱落して排出されたことを確認してから施行すること。として全面的に禁忌でした。
しかし、2017年9月以降に製造された一部の内視鏡クリップから条件付きMRI対応の製品が販売されています。徐々にMRI検査に対する安全性を実験的に証明し薬事承認を取得している製品が増えています。ただ、全面的に条件付きMRI対応になった訳ではありませんので、それぞれの添付文書を確認して対応することになります。
事故事例は聞いたことがありませんが、添付文書に沿わずにMRI検査をすることは推奨できません。