指輪が外せない患者への対応について

Question

結婚指輪など、どうしても外すことのできない患者には、どのように対応すればよろしいでしょうか？

主治医から患者に検査の必要性と危険性を説明してもらい、双方の了承のもと検査を行い、検査途中で違和感などが発生すれば、ブザーで知らせてもらうのが大半かとは思いますが、他に良い案があれば教えていただけないでしょうか？

また、危険性として熱感や低温火傷の他にどのような危険性がありますか？また、指輪の素材の違いで危険性に差などはありますか？

ちなみに当院は、1.5Tです。

Answer 1

ご記載の対処方法で間違いないと思います。

指輪の素材の導電性が高いか否かで発熱の危険性が決まりますが、どのように誘導電流が流れ、皮膚との接触状態によって発熱状況が変わりますので、素材だけで結論付けることはできません。やはりMRI検査の必要性と指輪による危険性のリスクとベネフィットトを十分に伝えて、冷却の準備をしたうえで検査に臨むしかないと考えます。