依頼医は、前回の撮像時に発熱の既往があったことを承知で再度MRI検査を依頼しているかどうかを確認してください。
前回検査時の既往が伝わっていない場合は、事情を説明し再度被検者と検査の実施について相談してもらってください。承知のうえで医学的有益性を優先されて検査を依頼されている場合は、被検者に同じような危険性が起こる可能性を十分に説明し同意書を得て検査を実施するという手順を踏んだ方がいいと考えます。
検査は、前回の撮像条件を検証しSARを前回より極めて低く設定して、被検者への声掛けなど検査中に頻繁な確認を怠ることなく実施するほかないと考えます。
今回の質問の発熱とは「熱感」を感じた程度と理解しています。「火傷」を与えたのなら再度の検査はよほどのことのない限り実施は禁忌です。