ペースメーカについては、植込んでいる人はペースメーカ手帳を持参されるはずですので、特にエックス線写真を撮影して確認する必要はありません。
眼球は、損傷を受けると今後の社会生活に大きく影響を及ぼす重要器官ですので、異物の有無の確認は必須です。問診や職歴などで確実に確認することで、必ずしもエックス線撮影による確認が必要とは限りません。
人工関節などは禁忌でないものが多くあります。しかしながら、体内金属による発熱の危険性が常にありますので、操作者はその危険性を常に認識しつつ、注意深く患者を観察しながらMRI検査を実施しなければなりません。そのような意味で事前にどのような人工関節がどの部分に入っているかを操作者は把握しておく必要があります。