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患者管理
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3T装置の方が共鳴周波数が高くなるので高周波が熱に変換される率も高くなり、発熱作用は静磁場強度の2乗に比例して高くなります。しかし、被検者に対する発熱の管理をSARでしている限り、3T装置の方が撮像条件が厳しく制限されることになるだけです。

それよりも胎児撮像に最も気を付けなければならないのは、母胎にとっては体幹部の撮像でSAR:10 W/kgまで許容されているのが、胎児にとっては全身に暴露されるので2W/kgが制限になります。母胎が羊水なども含め巨大となり画像を取得するのに高出力の高周波を要することになりますが、SARの制限は上記を基準とし、グラディエントエコー法などを駆使して撮像するのが最善と考えます。

また胎児の撮像については安全性が保証されていませんので、十分なインフォームドコンセントを欠かさないことが重要です。

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