RFパルスは送信コイルに覆われている部分に照射されますので、送受信コイルなら頭部のみ膝部のみとなりますが、ボディコイルが送信に使われている場合(最近はこのタイプが多い)は、ほぼガントリ内の身体部分に照射されることになります。 したがって口腔が送信コイル内に含まれる場合は、発熱の危険性があると考えて検査を進めるべきと考えます。禁忌ではなさそうなので、SARを極力抑えて異常時を感じたときには速やかに通報するような万全の対策を施せば検査は可能なように思いますが、このようなリスクを承知で撮像することの主治医の決意と被検者の承諾(検査同意書の取得)が必須だと考えます。