条件付きMRI対応脳深部刺激装置であってもデバイス本体に直接RFパルスが暴露されると、本体の温度が上昇することがテストからわかっています。しかしながら、何万回ものテストで人体に影響を及ぼさない範囲の温度上昇であり、本体にも影響しないことが証明されています。ただ、それは決められた撮像条件を遵守したうえでのことですので、もし前提条件を逸脱して障害を与えてしまうと操作者と病院に責任と補償問題が発生します。
被検者には、あらかじめ暖かくなる可能性があることと、それも心配しないでよい範囲であることを伝えておくと、スムーズな運用ができるように思います。