この場合、遺残リードからの発熱によって心筋がダメージを受ける可能性があります。 リードがMRI対応でなければ当然ダメですが、「条件付MRI対応」であっても、リードをデバイス(ペースメーカなど)に接続することで磁場から発生する電流をデバイス内のキャパシタで静流化することで安全性を確保していますので、デバイスと接続されていない状態でMRI検査を安全に施行することはできません。 したがって遺残リードがある場合は、「いかなる場合も安全性を確保できない」ということになります。