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以前の書き込みでフェジンが脳梗塞には関係ない旨の記述を読みました。

それはそうとして、画像的には、コントラスト等変わる部位はるのでしょうか?
体内摂取薬(剤)
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幼小児期から生理的に淡蒼球や黒質、赤核、小脳歯状核に鉄沈着(フェリチン)がするされ、その順は淡蒼球(生後6ヶ月)→黒質(1年)→赤核(2年)→小脳歯状核(3-7年)に見られると言われています。高齢になると視床や被殻、尾状核にも集積が見られるようになるようです(http://遠隔画像診断.jp/archives/19534)。したがって、鉄製剤の投与を長らく受けている方は、同様の傾向が強くなる可能性があると考えます。ただし、鉄製剤によるMRI画像への影響の論拠は明確ではありません。

出血などによって出現するヘモジデリン(赤血球が過剰に崩壊した場合などにフェリチンの一部が変性したもの)との鑑別は、ヘモジデリンの信号強度はT2*強調像でより低下し、フェリチンはT2強調像でより低下することによって判別できるとされています。強度は、淡蒼球>赤核、黒質 で見られるようです。


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