明らかに体内に強磁性体の金属があると確認できる場合は、よほどのこと(医学的有益性が吸引・発熱のリスクを第三者が判断しても上回る場合)のない限りMRI検査はすべきでないと考えますので、腸管外への排出を確認後に撮像されるのが望ましいです。
吸引に関しては、ガントリの開口部付近が最も強くなりますので、頭部の検査だと下腹部付近が常に最大に近い空間の傾斜磁場にさらされた状態になりますので、頭部の検査だからこそ危険だと言えます。また、発熱に関してもどのような状況で発生するかがわかりませんので、常にリスクの高い状態であることになります。