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添付文書の記載の空間勾配磁場についてどのように対応すればいいのでしょうか。
用語解説

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添付文書には「空間勾配磁場」と記載されていることが多いですが、「静磁場における空間の傾斜磁場」のことをいい、[gauss/cm]もしくは[T/m]で表します。

吸引力は、強磁性体の置かれた場所での(漏洩)磁場の強さと磁場の空間的な磁化率の積に比例して磁場の中心に向かって作用します。添付文書で示される空間勾配磁場の値は、その装置の〇〇[gauss/cm]の位置までなら「当該デバイスは身体に影響を及ぼすことはない」ということを示しています。

最大変位力は、偏向角が最大となる磁束密度の勾配が急峻な水平静磁界のガントリ開口部辺縁付近にあらわれる。この変位力は、ガントリの中心部に近づくにしたがって低くなるので、使用装置の最大空間勾配磁場が、当該デバイスの許容空間勾配磁場を上回っていても実用上(当該デバイスがMRI中にガントリのどの位置に存在するか)での空間の勾配磁場強度に照らし合わせて検査の可否を判断する必要があります。

例えば、ステントの許容空間勾配磁場が600gauss/cmと記載のステントのMRIの可否を判断する場合、使用装置の最大勾配磁場が1500gauss/cmだとすると、それを基準に判断するとMRIを実施することは不可能であるが、ステントがガントリ中心から20cm以内のところに存在すれば、その位置の空間勾配磁場が600gauss/cm以下であればMRI可能だと判断することができます。


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