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高エネルギー外傷時に大腿骨近位骨折した患者が、キルシュナー鋼線で牽引されていた場合MRI検査は可能でしょうか?
現状では外傷による緊急脊椎MRI時に、牽引されている患者はワイヤーまで外してもらって検査を行っています。
整形外科インプラント
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キルシュナ―鋼線(k-ワイヤーとも呼ばれる)は、強く吸引されることはまずないと思いますが、回転力(トルク)や鋼線の先端からの発熱の可能性が大いにありますし、添付文書にもMRIに関する安全性を確認していない旨の記載がありますので、MRIの安全運用を第一に考えられて質問者が採られている対応は最善だと言えます。

しかし、「脊髄MRIを撮像しないと患者の今後のQOLに大きく影響する」という原理原則の基に、「キルシュナ―鋼線を除去するリスクと手間」と「患者が火傷をするかもしれないリスク」を天秤にかけて考えてみるのはどうでしょうか。キルシュナ―鋼線を除去しないでMRIを実施した方が被検者の有益性が上回ると判断されれば、除去せずMRIを実施するという選択肢があるかもしれません。ただし、この場合には患者に「火傷を起こすかもしれない」ということの説明と同意を得ておかないと後に大きな問題になります。いずれにせよ医療者側の判断が裁判になったときなどに理路整然と説明できるようにしておかなければならないのは言うまでもありません。

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