実験(ラットのマンガン静注)にて乳汁中への移行が確認されていますので、本剤投与後48時間以内の授乳は避けることとされています。
また、妊婦または妊娠の可能性のある女性には、診断上の有益性が危険性を上回る場合のみ投与することとなっています。低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児への投与も安全性が確立されていません。
主成分の塩化マンガン四水和物が血液データに作用するかですが、一過性に血液中マンガン濃度ならびに血清中マンガン濃度の上昇がみられたが正常範囲であったことが報告されています。ですので「血液検査結果にまったく影響を及ぼさない」とは言い切れません。