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アートメイクや刺青をしていまる患者は、MRI検査は行わないほうがいいでしょうか? 入れている場所などに関係はありますか?
アートメイク
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アートメイクや刺青の着色顔料やインクに金属を含む場合があり、一般的に刺青のある患者のMRIは禁忌となっています。昔は朱色に水銀の成分が使われていたり、他にも様々な色にMnやCu、Feなどが使用されていたようです。過去に熱傷を生じたとする事例報告があります1)。近年のインクには、金属アレルギーを考慮して、金属が使用されていないものが多いようです(白のインクには二酸化チタンが含有)。各インクの成分表も公開されています。熱を感じた時に速やかに検査を停止するなどの対策は考えられますが、実際には低温火傷となり検査終了後に発覚することが多いです。
変色に関しては、肌を観察しながら検査を実行するのは困難でなので、上記の可能性を説明の上、同意書などをとることを推奨します。
一方、FDAでは火傷のリスクよりもMRI診断の有用性の方が高いという立場を取っています2)。もし、そのような判断でMRIを施行する場合は、本人に十分説明を行い、同意書を取り、冷却の準備や患者の十分な観察を行うことで検査を可能とするケースも増えています。
1)William A, AJR 2000;174:1795-1795.
2)Tope WD,Shellock FG, JMRI 2002;15:180-184.


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