2017年にHeart Rhythm Society からCIEDs植込み患者のMRIとCTに関するエキスパートコンセンサスステートメント「2017 HRS Expert Consensus Statement on Magnetic Resonance Imaging and Radiation Exposure in Patients with Cardiovascular Implantable Electronic Devices」に遺残リードに関して安全性は保障できないとの記載があります。それを受けて、日本医科大学心臓血管外科の新田隆先生が、日本不整脈心電学会雑誌(vol.38 No.1 2018)の実臨床におけるデバイス関連の諸問題-ICDとペースメーカを中心に「植込み型不整脈デバイス装着患者のMRI]撮像に関する我が国の施設基準と実施基準,HRSのステートメント」の中で、「MRI非対応のCIEDsあるいはリードを埋め込まれている患者においては、遺残リードも含めて、たとえそのデバイスが機能していなくとも,従来通りMRI検査は禁忌である」と述べられています。
1)https://www.hrsonline.org/guidance/clinical-resources/2017-hrs-expert-consensus-statement-magnetic-resonance-imaging-and-radiation-exposure-patients