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ある金属を含む製品をASTMのMR適合性試験を実施したとき、形状は似ているが別の金属を含む製品にその結果を流用することは可能でしょうか。

金属によって物性値が変わると思うのですが、物性値が判明しており、試験を実施した金属の方がワーストであった場合に流用できるのでしょうか。

(メディエ株式会社主催 第3回医療機器のMR安全性情報セミナーでの質問)
規制値
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ご指摘のように、試験を実施した金属の方の物性値が悪かった場合は流用可能です。

他方、導電率あるいは透磁率・磁化率といったものが、どの程度変わっているのかについて正確にわかれば、例えば変位力であれば、先に示したようにある程度の理論値の計算が可能です。また、発熱に関しても導電率がある程度わかれば、それによってどれぐらいSARが上昇しうるかということも予測はできます。

その辺を考慮していただくと、磁化率や導電率が著しく高くならない限り、正確な物理的根拠を もって、既試験品のデータを外挿することはできると思われます。
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