日本画像医療システム工業会(JIRA)が公表している吸着事故推定件数を見ますと、増減はあるものの、概ね減少傾向を示しています。2011年の約220件をピークに、その後減少傾向に転じ、2022年は約130件程度まで減少しました。医療従事者(赤線)と非医療従事者(緑線)との関係を見ますと、医療従事者が関与した件数は同様に減少傾向を示していますが、非医療従事者が関与した件数は増加傾向を示しています。2022年には非医療従事者の関与件数が初めて医療従事者の関与件数を上回りました。非医療従事者への安全意識の向上を図るとともに、安全教育の徹底や見直しが必要となっています。