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体内植込み型医療機器についてMR適合性に関する記載のない添付文書がまだまだ多い印象を持っていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
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二課長通知(令和元年8月1日付け薬生審発0801第1号、薬生安発0801第4号厚生労働省医薬・生活衛生局医療機器審査管理課長、医療安全対策課長連名通知「植込み型医療機器等のMR安全性にかかる対応について」)に基づいてクラスIV、IIIについてはかなり記載が進んできましたが、クラスI、IIについてはまだこれからで後1年ぐらいの間に記載が進むことと思われます。図1のようにクラスIVについて添付文書への記載のない製品が多いですが、これは不整脈治療デバイスなどにおいて主たるデバイスに付随するさまざまな器具もカウントされているからです。それらはMRI検査室内に入る蓋然性がありませんので、あまり問題とはなりません。また、これはどのクラスについても言えることですが、既に販売中止になった製品については添付文書の更新はないと考えられますので、それらについてはMR適合性についての記載がないままになります。今後も添付文書への記載が進むように日本磁気共鳴医学会を中心に学会からの働きかけが続けられていくことでしょう。


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