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お世話になります。

上記写真の通り、2014年に、バイク事故で、右の手首の舟状骨骨折で、一生埋めるスクリューを埋めてもらいました。今は、顎関節症で顎関節が痛く、軟骨の状態を診てもらうためにMRIを取りいたいのですが、埋めたスクリューの材質が明確でないため、手術した病院に材質について連絡しました。

手術してくれた病院に、「8年前の手術でカルテがもう保存されていなく、手術した先生も離職したため、確実な証明はできないが、手術した時期(2014)からすると、チタン製の材質だと思われます。MRIは大丈夫だと思います」というふうに返答されました。

私も記憶的にスクリューの材質がチタンだと覚えていますが、やがり記憶なので確実ではないです。顎関節症を診てもらている歯科大学の先生も一応このスクリューのことを知りながら、MRIの予約を入れてくれました。このようなサイズのスクリュー、万一チタンでなく、磁気に反応するような材質の場合、MRIでは大きな支障をきたすのでしょうか、やはりMRIはやめるべきなのでしょうか。

整形外科インプラント
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検査現場の立場としては、材質不明の体内金属がある被検者のMRIは非常にリスクの高い検査となります。危険性は、吸引・トルクと発熱です。このような場合の考え方として、どうしてもMRI検査をしないと被検者に医療を施せない状況か。その金属が被検者の生命に危険を及ぼすような場所にないか。吸引力に対する変位力や検査中に金属物質に働くトルク、そして発熱した場合に被検者にどのような影響を及ぼすかを考えます。また、この金属が骨にしっかりと癒着している(固定されている)かも考えなければなりません。

体内金属が磁性体であるかは、磁性体検知器で反応を見ることができます。トルクに関しては手から腕を磁束に平行になるように寝かせれば強く受けることはありません。発熱に関しては種々の条件がありますので、検査をしてみないとわかりません。いずれにしても体内金属に対して、MRI検査が大丈夫であるという根拠はありません。

したがって、これらの諸条件を理解している医師とMR操作者(技術者)のもとで、被検者がこのリスクを承知のうえでMRI検査を受けるということを鑑みて判断をされるのがいいと考えます。
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