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機械室の使用環境条件⇒【機械室】温度:15~28℃ 湿度:30~75℃(結露なきこと)と記載があります。クリニックですが、2年前、開業準備段階でほぼ完成したMRI室を見学に行きました。機械室を覗くと、コンプレッサーから排出される熱風を外部に排出する仕様になっていました。外部排出は初めての経験でしたが、まぁ、その方が効率が良いのかな?程度であまり気にはかけませんでした。

機械室の冷却の為のエアコンは3機稼働。MRI危機の導入作業が始まり、設置業者さんから「機械室が冷えない」と訴えがあり、調べてみると、エアコン3機のうち、1機が屋根裏埋蔵式のエアコンなのですが、それが屋外から外気を取り込んでいました。真夏であったため、機械室は高温になりました。

急遽改善要請し、外気の取込み先を屋外でなく屋内の出来れば室温・湿度が安定しているMRI撮影室から取り込めないものか?と提案しましたが、既にシールド作業が終了している為困難と言われ、施設の設計上、廊下から取り込む事になりました。機械室が高温になるのは改善出来ましたが、湿度が高い日などは、機械室の湿度は上昇気味で、90%になる事もありました。

2年経った今では、除湿器も稼働しているのですが、機械室はカビだらけです。問題のエアコンを停止すると、2機では冷やしきれず停止出来ません。

ここで疑問が2つ、

①コンプレッサーの排気を外部排出するのは普通に行われるものなのか? ⇒ 空調業者曰く、外部へ排気すればバランスを取るために、外部から空気を取り入れなければならいとの事。

②コンプレサーの排気を外部排出したしても、必ず機械室の外部から空気を取り入れなくても良いのではないか?

他施設さんはどのような仕様になっているのでしょうか? アドバイス下さい。

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MRI装置に限らず医療機器を長期間にわたって正常に稼働させるためには、温度:15~28℃,湿度:30~75℃ は最低限の基準だと思います。MRI室の機械室はかなりの熱量を発するため年中冷房の設定となっています。

したがって、いずれの施設も空調機(エアコン)の室外機は屋外に置き、屋外から空気を取り入れ、排気も屋外に排出するのが普通だと思います。湿度の関係から、人間の生活空間から空気を取り入れるのは好ましくないと考えます。以上の観点から

①コンプレッサの排気を外部に排出するのは普通です。でないと、夏場に熱風が室内に充満します。

②コンプレッサによって圧縮された冷媒ガスは、高温・高圧の熱が含まれるようになり、冷房の場合は室外機へ、暖房の場合は室内機へ放出する仕組みになっているので、コンプレッサのバランス上、外部から空気を取り入れた方がバランスが取れるのだと思います。湿度も室内より室外の方が低い場合が、ほとんどだと考えられます。
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