「下着・肌着は着用してもいいですよ」と説明している施設は多いと思います。私の施設もそうです。最近、熱を逃がさない肌着は脱ぐほうがいいか、脱がなくてもいいのか議論されています。判断のポイントは二つあります。一つは材質です。熱を逃がさない素材として、金属を織り交ぜた生地である場合、もちろん発熱の危険があるので避けなければなりません。もう一つのポイントは体表の汗は発熱の原因にもなりますので、MRI検査中は汗をかきにくい環境にすることが大事です。まとめると、「熱を逃がさない肌着」は脱いでいただいて、寒暖の調節はタオルケットで行うのがベターだと考えます。