発熱作用は、RFパルスが照射される部位から起こりますので、頭部撮影や下肢撮影では直接的に体幹部にRFが照射されない場合が多いので発熱しにくくなります。
ヒートテックそのものに発熱作用はなく、ヒートテックを着用しているとRFパルスによる発熱が発汗を促し、そのためにより以上に身体がポカポカ(熱く)感じるのだと思います。さらに皮膚とヒートテックの間に存在する汗(水分)が点接触となり、そこに誘導電流が流れて火傷の原因になります。
ヒートテックを必ず脱衣してMRI検査をしている施設もあります。必ずしも脱衣が必須ではありませんが、ヒートテックは発熱の誘因となることは明確ですので、そのことを理解して対応されるのがよいと考えます。