MRI SAFETY FORUM にようこそ。 ここではコミュニティメンバーに質問したり、 回答を得ることができます。


”株式会社りらいぶ”が提供するリライブシャツにはトルマリンやテラヘルツ鉱石などを含むプリントが衣服内部に装飾されています。

テラヘルツ鉱石は「テラヘルツ波」と呼ばれる振動を発生させ、またトルマリンは熱を与えると静電気を帯びる性質を有しています。

これらによるMRI安全性(特に考えられるのが発熱・アーチファクト)についてお教授頂けますでしょうか。

ご回答の程よろしくお願いいたします。

衣服
編集

回答 1

0 支持

リライブシャツは、テラヘルツ鉱石を特定部位の繊維に練り込んで作成され、そのテラヘルツ鉱石の微粉末から発せられる振動周波数100GHz~10THzhの電磁波であるテラヘルツ波(超遠赤外線)が筋肉に低刺激を与えマイナスイオンなどを出して血行促進や血流改善を促すというもののようです。

テラヘルツ鉱石は人工であり成分はケイ素のようです。テラヘルツ波は、光波と電波の中間領域にあり、波長は30µm~3mm、温度は4.8~480kです。テラヘルツ波より波長の長いマイクロ波は携帯電話に、さらに長いギガヘルツ波はテレビやラジオ放送に利用されています。逆に波長が短かくなると紫外線やエックス線、ガンマ線があります。

MRI検査への安全性について、素材はケイ素とのことですが、鉄などの合金でなければ吸引されることはありません。しかし、テラヘルツ波が分子が発する振動(波動)であるとのことから発熱作用は否定できません。実物を実験したことがありませんので確かなことは言えませんが「安全である(問題ない)」とは言えません。アーチファクトはともかく、少なくとも「発熱を促進する」可能性が大いにあると考えるのが一般的です。

余談ですが、このテラヘルツ波は、多くの物質に対して、それぞれ異なる周波数のテラヘルツ波を吸収する性質を持っていることから、テラヘルツ波の吸収パターンを測定することで物質を識別することが可能であることが知られています。現状では検出技術が未成熟ですが、電離作用がありませんので将来的にエックス線の代わりになるかもしれません。


編集
...