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リカバリーウェアというのはプラチナなどの鉱物を使用しており、赤外線効果で疲れの回復を図るというものです。そうなるとやはりリカバリーウェアを着たままでのMRI検査は発熱の危険性がありそうですが、そういった情報はありますか?

(第2回MRI安全セミナーでの質問 2025/1/26)
衣服

回答 1

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リカバリーウェアとは、疲労回復や筋肉のハリ・コリの改善を目的にした一般医療機器に分類される「家庭用遠赤外線血行促進用衣」で、遠赤外線の作用によって血行を促進し、疲労回復をサポートしてくれるようです。素材はポリエステルやナイロンなどの化学繊維、セラミックやトルマリンなどいの鉱物、メリノウールなどの天然素材などがあり、質問者が言われるナノプラチナを鉱物を練り込んだ繊維を使用した製品もあります。

いずれも衣類そのものからの発熱作用は少ないと推測しますが、着衣した場合の保温作用がMRI検査による発熱作用と相まって、予想外の体温上昇をもたらす可能性があります。また発汗によって電流ループを形成し、熱傷が生じる可能性もゼロではありません。

以上のことから着衣のままでのMRI検査は推奨できません。


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