発汗作用が生じるのは、MRI画像を取得するためにラジオ周波数パルス(RFパルス)を照射するためですが、同じMRI信号を取得するためには、体格(BMI)の大きな人ほど多くのRFパルスを照射しますので発熱作用も強く現れます。
MRI検査を実施する際には、被検者の身長と体重を入力してRFパルスの制限量を決めており、体格が大きくなるほど制限値が高くなります。同じ体格(体積)であっても筋肉と皮下脂肪の占める割合が体重に影響するのなら照射量の制限値がかわりますので、筋肉質の被検者の方が高い制限値に設定されますが、実際の発熱量は、その方の体質によるところが大きいように思います。
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