検査同意書を取得したので「もし患者に障害を負わせても医療者側の責任はない」との考えは、法的にはほとんど通用しません。私たちがよく同意書と称している書面は、MRI検査によって身体に障害を及ぼす可能性のある物品に関するチェックをした。そして、MRI検査から人体が受けるリスクについて患者さんが理解できるように説明をした。という証明書となるように様式を整えてください。
Tatooに対して一度も熱くなったという訴えがなかったとのことですが、医療事故はどのタイミングで発生するかはわかりません。99.9%安全だと分かっていても0.01%の可能性を払拭するために施すのが医療安全です。貴院の同意書がどのような形式になっているのかはわかりませんが、被検者に理解できるようにリスクに関する説明をしたという証拠は、もし事故が発生した時には有効に作用すると考えますので、説明をした証拠をなくすという判断は、非常に高いリスクを背負うことになると考えます。