酸素が必要な被検者に対する対応としては、検査室内に酸素配管を設置することを推奨しており、MRI対応の酸素ボンベの使用は取扱いエラーを起こす可能性があるので推奨していません。
昨年のインシデント報告においても、容態の悪い患者のMRI検査中に重大インシデントが数件起きています。このことからも酸素が必要な患者のMRI検査は非常にリスクが高いことを認識しなければならず、酸素配管の設備のない施設での酸素が必要な患者のMRI検査は生体モニタの装着も必須ですので慎重であるべきと考えます。
全国でのMRI対応の酸素ボンベの使用施設のデータは、申し訳ありませんが持ち合わせていません。