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先日、MRCP検査中に患者が過換気になり、指先のしびれやこわばり等のテタニー症状が出ました。呼吸同期下での撮影時に呼吸が不安定であったため、マイクを通して「吸って、吐いて」の指示を出しましたが、そのペースに合わせようとすることで呼気と吸気のバランスが崩れ過換気になってしまったようです。(医師の診察を経た最終診断)

検査が終わり、技師が入室したタイミングで症状に気が付きました。後から話を聞くと、おかしいと自覚し緊急ブザーを押そうとしたときにはもう手がこわばり力が入らず、押せなかったそうです。

基本的には検査中の患者モニタリングは室内監視モニタのみで、その他には緊急ブザーをお渡ししていますが、これでは不十分でしょうか。今回のようなケースはどうすれば防げるでしょうか。呼吸同期下の撮影で過換気を発症するケースは稀なのでしょうか。

今後の対策を検討するにあたり、ご教授ください。
患者管理

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特にゆっくりとした呼吸をしている人に、その人のリズム以上の速さで「息を吸って、吐いて」を繰り返した後に、呼吸停止撮像を繰り返すと過換気症状を起こしやすくなるようです。呼吸同期撮像の場合の閾値に達しないとスキャンが走らないので「声掛け」はよくする行為ですが、過換気を起こさないためには、患者さんの呼吸リズムを崩さないことが重要だと考えます。

患者さんは生体モニタを装着するまでの状態ではないと思いますし、エマジェンシブザーも持たせているので万全だと思いがちですが、検査の途中で「お変わりありませんか?」と患者さんに尋ねて返事(患者の声)を聞く行為をしていれば、もう少し早くに患者さんの状況を把握できたかもしれません。

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